「知足(ちそく)」足るを知る。
禅の教えの中でもよく知られる言葉です。
持っているものの価値を知り、
それ以上を求めすぎないことで
心は豊かになるという意味があります。
住まいについて考えるとき、
この言葉は大切な気づきを与えてくれます。
子育て世代には必要だった広い家や多くの部屋も、
子どもが独立した後には使われなくなることがあります。
思い出が詰まった部屋だからこそ
手放しにくいものですが、
実際には物置になっていたり、
年に数回しか使わなかったりすることも少なくありません。
家は広いほど良いと思われがちです。
しかし、使わない部屋が増えると
掃除や管理の負担も増えます。
階段の上り下りや冬場の温度差など、
年齢を重ねるにつれて気になることも出てきます。
本当に必要なのは、部屋数の多さではなく、
自分たちが無理なく快適に暮らせる空間です。
寝室、リビング、そして趣味や来客用の一部屋。
そんなシンプルな住まいが、
かえって豊かな時間を生み出してくれることもあります。
人生100年時代だからこそ、
「足るを知る」という視点で住まいを見直してみませんか。
住み続けるためのリフォームも、
暮らしに合った住み替えも、選択肢です。